創価ルネサンスバンガード 第26回ビクトリーコンサートレポ

2023年2月19日(日)、幕張メッセイベントホールにて「【内閣総理大臣賞】受賞記念 創価ルネサンスバンガード 第26回ビクトリーコンサート」が開催された。当日はオンライン配信実施に加え、超満員の観衆が客席を埋め尽くした。

今回、マーチングナビ編集部は創価ルネサンスバンガードの全面協力のもと当日リハ〜本番の密着取材を行った。本記事では大盛況だった当日の様子を写真満載でお届けしたい。

※感染症対策を行った上で取材を行っています

 

創価ルネサンスバンガードについて

団体正式名称:創価ルネサンスバンガード(ソウカルネサンスバンガード)
団体所在地:東京都
創設年:1980(昭和55)年
団体の編成:ブラス、バッテリー、フロントピット、カラーガード

創価ルネサンスバンガードは、創価学会音楽隊のマーチングバンド(ドラム・アンド・ブラス・コー)で、男性のみで活動する一般バンドだ。「本格的なドラム・コーを目指したい」という想いから約10名のメンバーが結成した『東京ビューグルバンド(創価学会富士吹奏楽団)』が始まりで、1986(昭和61)年に再編成。1991(平成3)年1月開催の『マーチングバンド・バトントワリングコンテスト全国大会(全日本マーチングバンド・バトントワリング連盟、現・日本マーチングバンド協会主催)』にて優秀賞を獲得すると、翌1992(平成4)年には一般団体として日本初の『DCI(Drum Corps International)World Championship』に出場し、Div.2部門にて第9位の成績を収めた。
1994(平成6)年1月のマーチングバンド全国大会でグランプリ・内閣総理大臣賞を初受賞し、同年3月に現名称の『創価ルネサンスバンガード』に改名。2001(平成13)年にはG管ビューグルからマーチングブラスに転換し現在に至る。

圧倒的クオリティを誇るパフォーマンスは国内外で高く評価されており、M協全国大会でのグランプリ史上最多受賞記録を更新し続けている日本最高峰のバンドである。

 

コンサート直前練習に潜入!


会場に到着すると、各セクションに分かれて練習が行われていた。メンバーの真剣な表情に、こちらも身が引き締まる思いでシャッターを切る。


練習を見学して感じたのは、メンバーの集中力の高さ。無駄がなく、とにかく真剣に音楽と向き合っていた。また、楽器や手具などの取り扱いが非常に丁寧なことも印象に残った。


どのセクションもブラッシュアップに余念がない。見に来てくださる方々のために少しでも良いパフォーマンスを目指していた。妥協を許さぬその姿勢には職人気質を感じられた。

 

フロアリハーサル


セクション練習のあとにフロアリハーサルが行われた。音響や照明、撮影スタッフなどは既にセッティングが完了しており、最終チェックに近いものだった。


ここでもメンバーの集中力は高く、動作に無駄がない。 前日も会場でリハーサルを行っていたそうだが、疲れた様子などは伺えなかった。


バンガードのパフォーマンスのクオリティの高さは、練習精度の高さが反映されている。その練習精度を支えるのは、メンバー一人ひとりの高い集中力なのだろう。


それどころか、最後までクリーニングが進められ、本番ぎりぎりまでクオリティを上げていく飽くなき姿勢には感心した。


小休止を挟みながらテンポよくフロアリハーサルが進む。無駄がなく、適度な緊張感が保たれた気持ちのいいリハーサルだった。


ビクトリーコンサートでは一流アーティストさながらの照明や音響を導入し、マーチングバンドの芸術性をより一層高めている。コンサートホールサイズでの演奏会ではよく見られるが、大会用フロアサイズでこのような演出を行っている団体は珍しい。


この日のコンサートを最後に、2022年度ショーは最後のパフォーマンスとなった。ステージを彩った32枚のドアたちも見納めだ。これらはスタッフが一枚一枚手作業で塗装したもので、間近で見せていただいたが手作り感があり味わい深かった。

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