【マーチング✕スポーツ】スポーツエンターテインメントに新風!Bリーグ・宇都宮ブレックスのハーフタイムショーに鼓和-core-が出演

スポーツエンターテインメントとマーチングの融合が持つ可能性

©TOCHIGI BREX INC.

後日、今回鼓和にオファーをしてくれた宇都宮ブレックスの松延凜(まつのぶ・りん)さんに話を伺った。

バスケットボール、マーチングバンドともに本場のアメリカでは、カレッジスポーツやアリーナエンターテインメントにドラムラインの演出はド定番である。松延さんはアメリカ留学経験があり、「いつか本場アメリカのようなマーチングパーカッションの演出を取り入れたい」と以前から考えていたという。

――松延さんは鼓和のことを以前からご存知だったのでしょうか?

松延さん(以下、松延):「鼓和については、Bリーグ初年度の『ALLSTARGAME2017』で知りました。パフォーマンスを実際に観て、いつか呼んでみたいと思っていたんです。今回のハーフタイムショーは、念願叶って実現しました」

――どのような経緯でオファーに至ったのでしょうか?

松延:「ブレックスは普段から様々なジャンルのパフォーマーをハーフタイムショーに招いているのですが、今回は『レギュラーシーズンのゲームからより一層の一体感を』ということで、私が発起人となって出演オファーをさせていただきました」

――実際にご覧になっていかがでしたか?周囲から反響などはありましたか?

松延:「お客さんが鼓和のみなさんの演奏に惹き込まれていく感じは『いい意味で予想通り』という感じで、会場に生まれた一体感がとてもよかったです。よくアリーナへ観戦に来られる常連ファンの方からも『今日のハーフタイムショーはすごかったよ!』という感想を頂きました。社内からも好評で、小さなお子さんがいるスタッフからは『ハーフタイムショーを観たあとから子どもが太鼓を叩くような動きをずっと真似している』なんて声もありました。小さなお子さんから大人まで、幅広い層が楽しめるハーフタイムショーになったのかなと感じています」

――今後もマーチングバンドやマーチングパーカッションをゲストなどで演出に活用していきたいと思いますか?

松延:「そうですね。マーチングはバスケットの会場やアリーナエンターテインメントと相乗効果を生みだす存在ということを、今回実際にご出演いただいて改めて感じました。今後もタイミングが合えばぜひお願いしたいです」

今回の『相乗効果』は、当日のショーに限ったものではなかった。鼓和の出演をきっかけにマーチングファンがブレックスを、ブレックスの試合を観たバスケットファンがマーチングと出会ったのだ。お互いに交わる機会が少なかった別ジャンルのファン同士が、お互いを知ることができたというのは、非常に素晴らしいことだ。この日の試合はインターネットで中継放送されたため、SNS上にはハーフタイムショーについての感想も多く投稿されていた。

演出上の「一体感」や「迫力」は、簡単に創出できるものではないが、これらはマーチングの得意ジャンルだ。松延さんが確信されたように、マーチングはアリーナ演出やスポーツエンターテインメントと抜群に相性が良い。反響を見れば明らかだ。

スポーツ界は大会やイベントの中止が相次ぎ、マーチング界も演奏本番が激減してしまっている。しかし、今回のハーフタイムショーは「スポーツエンターテインメントは双方が助け合える可能性を持っている」ことを感じさせてくれた。ブレックスと鼓和のように、今後も様々な演奏団体とスポーツチームがタッグを組んで、互いのジャンルを盛り上げていければと願っている。

「ドラムパフォーマンス集団 鼓和-core-」

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