「第53回マーチングバンド全国大会」大会レポート

2025年12月6日(土)、7日(日)、さいたまスーパーアリーナで『第53回マーチングバンド全国大会』が開催された。マーチングナビ編集部は、日本マーチングバンド協会の許諾を得て、二日間にわたり取材を実施。本記事では大会の様子を、写真とともに振り返る。

>大会一日目(小学生の部・中学生の部)写真はこちら

>大会二日目(一般の部・高等学校の部)写真はこちら


大会一日目について大会二日目について

どんな大会だった? マーチングナビ独自目線での大会振り返り

【大会概要】
場所:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)
日程:2026年12月6日(土)、7日(日)
主催:日本マーチングバンド協会
料金:有料 ※全席指定
A席(200または400レベルの正面席)税込5,000円
B席(200または400レベルのサイド席)税込4,000円
・両日ともに部門ごとの入れ替え制
・未就学児は無料だが、座席を利用する場合は年齢を問わず入場券が必要

配信:あり(有料)
出場団体:99団体
出場団体内訳
小学生の部  30団体(小編成20・大編成10)前回比 ±0
中学生の部  19団体(小編成11・大編成8)前回比-2
高等学校の部 30団体(小編成7・中編成14・大編成9)前回比+3
一般団体の部 20団体(小編成6・中編成3・大編成11)前回比+1

会場であるさいたまスーパーアリーナは、2005(平成15)年開催の『第31回マーチングバンド・バトントワリングコンテスト全国大会』中学生の部・高等学校の部(マーチングバンド部門)にて使用され、翌32回大会でも中学生の部・高等学校の部での会場となり、33回大会以降は全ての部門が同会場で開催されている。大会演技はメインアリーナで行われ、積み込み・積み下ろしや音出しを伴わないウォームアップにはサブアリーナが使用された。
なお、次回大会(第54回)は同会場の大規模修繕工事に伴い、「日本ガイシホール(愛知県名古屋市)」で開催される予定だ。

【審査について】
審査員:部門により異なる
小学生の部 5名(全体的演奏演技の調和:石毛里佳、小林敦、原幸雄、福島弘和、水口透)
中学生の部 5名(全体的演奏演技の調和:内藤淳一、福島格史/全体的演奏技術と表現:中村裕治、原進/全体的演技技術と表現:目良康浩)
高等学校の部 8名(音楽と視覚の調和:内藤淳一、福島格史/演奏の調和:原進/演技の調和:篠原修/管楽器の技術と表現:水口透/打楽器の技術と表現:藤平昌寿/動きの技術と表現:丸谷公一/カラーガードの技術と表現:久保慶郎)
一般団体の部 8名(音楽と視覚の調和:原幸雄、目良康浩/演奏の調和:石毛里佳/演技の調和:小林敦/管楽器の技術と表現:福島弘和/打楽器の技術と表現:鰐部幹男/動きの技術と表現:井上隆介/カラーガードの技術と表現:樋口亜紀)

審査委員長:加藤政広
審判長:阿佐美圭祐
審判員:各部門2名
小学生の部 大澤沙希、鈴木沙友里
中学生の部 讃岐文乃、鈴木沙友里
高等学校の部 大澤沙希、讃岐文乃
一般の部 大澤沙希、鈴木沙友里

※50音順、敬称略。表記内容は大会パンフレットに準拠する。

・審査は年代層に即して行われる。小学生の部・中学生の部は全体の完成度を評価する審査となり、高等学校の部・一般の部は専門性も重視したうえで内容と達成度を評価するというより細分化された審査となる。
・審査項目にある「音楽と視覚の調和」と「演技の調和」における「視覚」とは、フォーメーション(ドリルデザイン)・ボディワーク・手具等の視覚的コーディネーションを指すものであり、プロップ、大道具、フロアシート、LEDライト等の特殊効果の使用について直接審査対象とはならない。

なお、大会結果については日本マーチングバンド協会ホームページにて終演後に公開され、閉会式・表彰式は実施されなかった。

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