防衛大学校儀仗隊
第二章は、防衛大学校儀仗隊による「ファンシードリル」で幕を開けた。華美な演出等はなくとも、日頃の練習の成果が伝わる一糸乱れぬ演技は素晴らしいものだった。マーチング経験者であればこの凄さは語らずとも伝わるだろう。
米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊
次に登場したのは、ゲストバンドの米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊。力強いサウンドで、映画『ロッキー』より「ファンファーレ」、「ゴナ・フライ・ナウ」、『ゼルダの伝説』より「ゲルドの谷」、「海兵隊賛歌」を披露し場内を沸かせた。
陸上自衛隊中央音楽隊、陸上自衛隊第302保安警務中隊
続いて登場した陸上自衛隊中央音楽隊と陸上自衛隊第302保安警務中隊は、「GODZILLA King of the Monsters」、「地球儀」という人気のナンバーを披露。
ポップス曲も多く場内も大いに盛り上がったところで、今回の新企画が発表された。「リクエスト企画」と題し、事前アンケートで選ばれた「ライラック(Mrs.GREEN APPLE)」、「マツケンサンバII(松平健)」、「アイドル(YOASOBI)」の3曲の中から何を演奏するかを来場者投票で決定するという試みだ。
ちなみにこの回で選ばれたのは「ライラック」。フロア後方に準備されたバンドセットから軽快なエレキギターのイントロが流れ、演奏がスタートした。場内には手拍子が響き一体感で満ち、テーマである「共鳴の持つチカラ」を感じられた。
陸上自衛隊中央音楽隊、海上自衛隊東京音楽隊、航空自衛隊航空中央音楽隊、米海兵隊第3機動展開部隊音楽隊
第二章の締めくくりは、陸上自衛隊中央音楽隊、海上自衛隊東京音楽隊、航空自衛隊航空中央音楽隊、米海兵隊第3機動展開部隊音楽隊の合同演奏による「ボレロ」。マーチングバンドの演目としても聞く機会の多い楽曲だが、音楽まつりだからこそ実現するこの編成と美爆音は格別のものだった。